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OpenClaw.app は、SSH トンネルを利用してリモートホスト上のゲートウェイに接続できます。本ガイドではその設定手順を説明します。

概要図

クイックセットアップ

ステップ 1: SSH 設定の追加

~/.ssh/config を編集して以下の内容を追加します:
Host remote-gateway
    HostName <リモートIP>          # 例: 172.27.187.184
    User <リモートユーザー名>      # 例: jefferson
    LocalForward 18789 127.0.0.1:18789
    IdentityFile ~/.ssh/id_rsa
<リモートIP><リモートユーザー名> は自身の環境に合わせて置き換えてください。

ステップ 2: SSH 公開鍵のコピー

公開鍵をリモートマシンにコピーします(初回のみパスワード入力が必要です):
ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_rsa <リモートユーザー>@<リモートIP>

ステップ 3: ゲートウェイトークンの設定

クライアント(Mac)側でトークンを環境変数として設定します:
launchctl setenv OPENCLAW_GATEWAY_TOKEN "<あなたのトークン>"

ステップ 4: SSH トンネルの開始

ssh -N remote-gateway &

ステップ 5: OpenClaw.app の再起動

# OpenClaw.app を一度終了 (⌘Q) し、再度開きます:
open /path/to/OpenClaw.app
これで、アプリは SSH トンネルを通じてリモートゲートウェイへ接続されるようになります。

ログイン時のトンネル自動開始設定

Mac へのログイン時に SSH トンネルを自動で開始させるには、Launch Agent を作成します。

PLIST ファイルの作成

以下の内容を ~/Library/LaunchAgents/ai.openclaw.ssh-tunnel.plist として保存してください:
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
    <key>Label</key>
    <string>ai.openclaw.ssh-tunnel</string>
    <key>ProgramArguments</key>
    <array>
        <string>/usr/bin/ssh</string>
        <string>-N</string>
        <string>remote-gateway</string>
    </array>
    <key>KeepAlive</key>
    <true/>
    <key>RunAtLoad</key>
    <true/>
</dict>
</plist>

Launch Agent のロード

launchctl bootstrap gui/$UID ~/Library/LaunchAgents/ai.openclaw.ssh-tunnel.plist
これにより、トンネルは以下の挙動となります:
  • ログイン時に自動起動。
  • クラッシュした場合に自動再起動。
  • バックグラウンドで常時稼働。
以前の設定(com.openclaw.ssh-tunnel など)が残っている場合は、あらかじめ削除しておいてください。

トラブルシューティング

トンネルが動いているか確認する:
ps aux | grep "ssh -N remote-gateway" | grep -v grep
lsof -i :18789
トンネルを再起動する:
launchctl kickstart -k gui/$UID/ai.openclaw.ssh-tunnel
トンネルを停止する:
launchctl bootout gui/$UID/ai.openclaw.ssh-tunnel

仕組みの解説

コンポーネント役割
LocalForward 18789 127.0.0.1:18789ローカルの 18789 ポートをリモートの 18789 ポートへ転送します。
ssh -Nリモートでのコマンド実行を伴わず、ポート転送のみを行う SSH モードです。
KeepAliveプロセスが停止した場合に自動的に再起動させます。
RunAtLoadエージェントのロード時(ログイン時)に実行を開始します。
OpenClaw.app は自身のマシンの ws://127.0.0.1:18789 へ接続を試みます。SSH トンネルがその通信を受け取り、実際にゲートウェイが動作しているリモートマシンの 18789 ポートへと転送します。